全人格の発達をうながす教育が、幼児期には最も必要です。 この時期に必要な知的刺激、様々な運動、豊かな感情と自立したい意思を育む環境、全てが子供の将来のかけがえのない糧となります。 緑豊かな宗祐寺境内にある環境を活かし、偏りなくいろいろな経験をしようという思いを込めて、この教育目標を掲げています。
子供が将来充実した人生を送るためには、幼児期にいろいろな経験を積むことが大切です。
一人ひとりが心のなかで「あっ！これ不思議」「なんだなんだ？」「これヤダな」「おかしいぞ！」と出会い、
それを自分の力で(時にはおとなの適切な援助のもとで)、解決し理解する、この経験をたくさん持つことこそが、生きていく力につながります。
田名幼稚園の教職員は、様々な経験を通して子供が発見した「これ楽しい！」を応援し、その子の個性の芽生えをお手伝いします。
同時に、幼児期にはどんな経験をさせるべきかを真剣に考えながら、日々の幼児教育に努めます。
田名幼稚園では、発達段階や季節にあわせて色々な活動が計画されています。 幼稚園で行う活動のキーワードは「あそび」です。 一つひとつの経験は、楽しく、そして自分の意思で行う遊びを通して結びつき、豊かな個性となっていきます。
毎月一回、宗祐寺本堂のお釈迦様の前で、心静かに正座する時間を設けています。 教育目標のうち『情』『意』の発達をねらいとした活動で、父母や社会の人々に守られていることに感謝し、礼節をわきまえなければならない場所があることを知ります。
専門講師による活動ならではのユニークな導入・指導方法により、運動嫌いにならず身体を動かすことは楽しい！と感じられる時間になっています。 専任講師がいない日でも担任が専門指導の要素を日々の活動に取り入れられるよう、講師と担任との情報交換は、毎週欠かさず行なっています。
田名幼稚園の英語指導は、「英語の習熟」は重視せず「外国人に慣れる」ことを目標としています。 外国人講師1名・日本人講師1名による英語指導で、言葉が通じず肌の色も異なる先生に初めはみんな戸惑いますが、 次第に慣れ、言葉が通じなくても楽しい！と大はしゃぎ。 外国人が当たり前にいる環境が、その後の英語学習への抵抗感や不安を和らげることを狙いとしています。
美しい音楽とリズムを身体全体で自由に表現するリトミック。 身体と感覚の発達を同時にうながす有効な方法です。 専科活動として月に１～２回、 年齢に応じた指導を、音楽教諭免許をもつ講師が行います。